東京プラチナムクリニックのご紹介


東京プラチナムクリニック院長の矢口と申します。
当院は、渋谷駅徒歩3分の場所にある美容皮膚科クリニックです。
当院はワキ多汗症・ワキガの切らない治療「ミラドライ」には特に力を入れており、他院ではあまり行われていない

  • 超広範囲への照射
  • 全範囲への2倍重ね打ち(ダブル照射)
  • 最大出力(最長照射時間)での照射

という徹底した治療方法を、すべての患者様に対して実施しております。
(※当院のミラドライの特徴や他院との違いにつきましては、以下の項で大変詳しく解説しております。ぜひご覧いただけますと幸いです)

おかげさまでミラドライの治療実績は2500名様以上となり、技術力の向上はもちろん、効果を高めるための細かい工夫やコツなど、多くの知見を得ることができました。
当院では説明から治療まで、すべての工程を院長が担当させていただきますので、どうぞ安心してご来院ください。
またご遠方からお越しになる方向けに、交通費の全額補助制度(最大2万円)も設けております。もちろん、近郊にお住まいの方も対象となります。こちらもぜひご利用ください。

東京プラチナムクリニックのミラドライについて

はじめに

当ページにて「ミラドライとは何か」や「当院独自の工夫やこだわり」について詳しくご説明していきます。
2000名以上の方を治療してきた経験から、なるべく詳しく、そして分かりやすくなるように心がけて書きました。
当院での治療を希望される方はもちろんのこと、他院で治療を受けられる方にも参考になる内容かと思います。
ぜひご覧になってみてください。

ミラドライとは


ミラドライとは、ワキの汗やニオイ(わきが)の元となる「汗腺」を、皮膚を切らずにマイクロウェーブの照射により破壊する治療です。皮膚を切らないため、傷跡が残らないのが最大の特長です。

皮膚を切らずに汗腺を破壊する「根本的な治療」を行う医療機器としては唯一の存在(※)です。
ワキ汗(多汗症)およびワキガ(腋臭症)の両方に効果があります。

超広範囲に通常の2倍の回数を当てる当院の照射方法(ダブル照射)ですと、直後には8割〜10割の改善、長期的に見ても平均7〜8割程度の汗腺破壊が期待できます。
日帰り治療が可能で、当日から腕も動かせますし、シャワーを浴びてワキを洗うこともできます。

※ミラドライ以外にも「汗腺を破壊する・減らす」等の効果をうたう治療機器をWEB上で見かけることがありますが、医療機器として正式に承認されている(効果が実証されている)機器は「ミラドライのみ」です。類似の機器のように書いてありますが、仕組みが全く異なるものです。他のクリニックでそういった治療を受けて「効果が無かったのでやはりミラドライを」と当院に来られる方が多くなっています。念のためですが一応、ご注意ください。

ワキ汗やニオイの改善によるメリット

局所的な症状とはいえ、ワキの多汗やニオイによって、生活する上で様々なストレスがかかります。
中には学校や職場での人付きあいにも支障を来している方もおり、その影響は軽視できません。
ワキの多汗やニオイを治療する事により、下記のようなメリットがあります。

  • 汗じみを気にせず好きな服を着られる
  • 人前で腕を挙げられるようになる
  • 服へのニオイ移りが気にならなくなる
  • ワキの黄ばみによる衣類の痛みがなくなる
  • 着替えを持ち歩かなくて良くなる
  • 人との距離が近くなり、性格が明るくなる

等々です。
心理的・精神的な面での変化があることも多く、前向きな性格になった、明るくなった、とおっしゃる方もいます。
ワキのお悩みによるストレスを日々感じていらっしゃる方は、ぜひ選択肢の一つとしてミラドライを検討してみてください。

ここから、まずは当院のミラドライの特長・独自の工夫についてご説明いたします。

最大出力・超広範囲・ミラドライ2回分の重ね打ち

東京プラチナムクリニックのミラドライは先述の通り、

  • 超広範囲に照射
  • 全範囲への2倍重ね打ち(ダブル照射)
  • 最大出力(最長照射時間)での照射

という、徹底した照射を行うのが最大の特徴です。
これらが通常の方法とどのように違うのか、以下にひとつずつご説明いたします。

通常よりもはるかに広範囲に照射


来院された方とお話をしていると「私のワキは通常より広い気がする」といったお悩みや「どれくらいの範囲に当ててくれますか?」というご質問をいただくことがあります。

ミラドライをどれくらい広い範囲に照射するかは、医師の裁量により変わります
医師は治療前に、あらかじめ規定された複数のサイズ(楕円形の形で、テンプレートと呼ばれます)の中から「これだ」というサイズを選びます。
たとえば「この人には120×60mmの楕円サイズ」「この人には140×70mmの楕円サイズ」という具合です。
選択できる”最大のテンプレートサイズ“は「140×80mm」となります。普通のやり方ですとこの「140×80mm」が「最大範囲」や「広範囲」と呼ばれるものになります。

当院ではこの照射範囲をさらに拡大し、「これでもか」というくらいに広く取っています。

  • すべての方に最大の範囲(140×80mm)で照射
  • 最大範囲の外側にもさらに追加照射(これが重要)
  • さらにそれを2回分重ね打ち(ダブル照射)

という方針です。通常のミラドライ治療における最大照射範囲(140×80mm)よりもさらに広く当てるということです。

照射の範囲にそこまでこだわるのには理由があります。照射範囲が狭い場合、下記のようなデメリットがあるのです。

  • 単純に効果が落ちる
  • 長期的な効果も落ちる傾向にある(再発リスクの増加)
  • ワキの周辺部の汗腺が減らず、ドーナツ状に汗が出るようになる

というものです。

ちなみに一般的なミラドライ治療では「120×60mm」のサイズが使われることが多いのですが、私の経験上、これでは狭すぎます。ごく初期の頃には使ったこともありましたが、今ではこのサイズで照射したら患者さんに申し訳なくなるくらいの狭さです。
もっと言えば、規定の最大サイズである「140×80mm」でもまだ狭いです。汗腺はもっと外側にも存在します。

ここで、照射範囲によって照射箇所の数がどれくらい変わるのかを数値で見てみましょう。
以下は、テンプレートサイズの違いによる、片ワキあたりの照射箇所の数です。

  • 120×60mm → 24ヶ所
  • 140×80mm → 39ヶ所
  • 当院の標準 → 50〜60ヶ所

となります。
ちなみに当院は全範囲に2回重ね打ちする「ダブル照射」を行いますので、実際の照射箇所はさらに増えて

  • 片ワキあたり100〜120ヶ所

となります。

つまり「ダブル照射」と言いつつも、範囲も超広範囲とすることで、実際には「通常の3倍〜4倍」の照射回数を実現しています。

余談ですが、この「超広範囲への2倍照射」というのは私(院長)が2015年頃に考案し、日々改良を重ねながら実践してきた手法です。

当院がミラドライを導入した2014年当時、まだ全国にミラドライは30台ほどしか普及していませんでした。そのため技術的な面での情報も少なく、どのように照射すれば最大限の効果が得られるか、試行錯誤の日々が続きました。
そんな中でまずたどり着いたのが、ミラドライの治療を1日で2回行うという手法、つまりダブル照射でした。

ちなみに当時から「ワキの中心部だけ2回当てる(2パス)」という手法は存在し、当院もごく初期段階にはその方法を採用していました。しかしこの方法では「周辺部には1回しか当てない」ために、ワキの周辺部の汗腺がドーナツ状に残りやすいことが分かりました。そこで試しに「超広範囲への2回照射」を行ってみたところ、明らかに高い効果が確認できたのです。また長期的な効果(数ヶ月〜半年後以降)においても、はっきりとした優位性がありました。デメリットとしては「非常に時間がかかる」というくらいで、他のリスクや副作用もありませんでした。

そこで当院ではこの2倍の重ね打ち、すなわちダブル照射を標準の治療方法としました。さらに照射範囲も通常よりもはるかに広く取る超広範囲照射とし、照射時間の設定(出力)も最大である「レベル5」を標準としました。
この方法を用いて、2500名を超える方を治療してきました。2019年くらいまでは、このような方法を採用しているのは当院のみであったと思います。現在ではこの「ダブル照射」を行っているというクリニックがいくつか見られるようになりましたが、中にはワキの中心部だけの2回照射(当院が以前採用していた方法)であったり、そもそもの照射範囲が狭かったり、医師ではなく看護師が照射をしていたり、といったクリニックもあるようです。また、ダブル照射や広範囲照射を「オプション」として、追加料金が必要なクリニックもあります。
当院ではすべての患者様に超広範囲照射およびダブル照射を行っておりますので、ご安心ください。

最大出力(レベル5)での照射

実はミラドライでは、治療前に「照射する時の出力(レベル)の設定」を行えます。
つまり、事前に「どれくらいしっかり照射するか」を設定できるということです。

この出力は正式には「レベル」と呼ばれ、ミラドライの照射レベルは5段階(レベル1〜レベル5)になっています。この「レベル」の設定で何が変わるのかというと、実は「1ヶ所あたりの照射時間」が変わります。
レベル1が最も照射時間が短く、レベル5が最も長照射時間が長くなります。

ミラドライの仕組みは「マイクロウェーブの照射により皮膚の奥のみを加熱する」というものであるため、照射時間が長くなるほど効果は高くなります。
クリニックによってはこの設定を低めに設定(レベル3など)している場合があります。その場合、治療時間は短く早く終わりますが、治療効果、特に長期的な効果が低くなりがちです。逆にレベル5にすると、時間はかかるが効果は高く出やすい、ということです。
当院のミラドライは最大限の効果を追求していますので、すべての方に最長の照射時間(レベル5)での照射を行っています。

余談ですが、ご来院された方から「”レベル8″という設定で照射するというクリニックを見かけたが、あれは何か」というご質問をいただくことがあります。
説明しますと、このレベル8というのは「メーカーが試験的に用意した、非公式の設定」になります。確か2017年ごろだったと思いますが、全国で9施設だけ、試験的に導入されたものです。メーカーさんがいくつかのクリニックに依頼して、効果等のテストをしたわけです。
ちなみに当院もレベル8導入の対象クリニックです。
先ほど「レベルが上がるほど照射時間は長くなり、効果は上がる」とご説明しましたが、「レベル5とレベル8の違いはどれくらいなのか」が気になる方もいらっしゃると思います。結論から言いますと、「レベル5の照射時間を100とすると、レベル8の照射時間は117」です。つまり、照射時間が17%長いわけです。
当時からレベル5のダブル照射をしていた私は、ここで一つの実験をしました。

  • 片ワキには「レベル5 × 2回照射」(当院の標準)
  • 残りのワキには「レベル8 × 1回照射」

という方法で照射し、治療の効果を比べるという実験です。
(※もちろん事前に同意をいただけたモニターの方々に行っています)

「レベル8なら、ダブル照射をしなくても同じくらいの効果が出るのか?」という点を調べたかったのです。
もしこれで同じくらいの効果が出たら、レベル8は魅力的な設定となります。
しかし結果は「レベル5 × 2回照射」に軍配が上がりました。治療直後の効果は良い勝負でしたが、長期的な持続性(半年後以降の再発のしにくさ)において、明らかな差がありました。これは「レベル5 × 2回照射」の方がより多くの汗腺が破壊された可能性を示唆します。
これは実際の照射時間で見ると割と納得のいく話で、先述の通り「レベル5の照射時間を100とするとレベル8の照射時間は117」ですから、

  • レベル8 × 1回照射 → 照射時間 117
  • レベル5 × 2回照射 → 照射時間 200 (100×2回)

となり、レベル5のダブル照射の方が照射時間がずっと長くなります。
したがって、あくまで私の結論ですが「レベル8での1回照射はレベル5のダブル照射の代わりにはならない」ということになり、残念ながら当院でのレベル8はお蔵入りとなりました。
※誤解のないように補足いたしますが、同じ「1回照射」であれは、レベル8の方がレベル5よりも効果は少し高くなるはずです。

お1人あたり2時間20分〜3時間の徹底照射

他院で行われている標準的なミラドライ治療ですと、片ワキ20〜30分、トータル40〜60分程度の照射時間となりますが、当院ではお一人当たりの照射時間は片ワキだけで平均70分ほど、体格が大きめの方ですと80〜90分となるケースもあります。両ワキのトータルでは2時間20分〜最大3時間ほどです。片ワキあたりの所要時間が3〜4倍となっている理由は、前述した「超広範囲へのダブル照射」を行っているためです。
お時間は長くかかってしまいますが、効果を高めるための工夫ですのでご理解いただけますと幸いです。

治療件数2,500件超の実績

当院ではミラドライ導入後、2,500名を超える患者様を治療させていただいております(2020年10月現在)。
一人の医師による治療件数としては、世界でも有数となっております。
当院ではお一人あたり2倍の照射を行っておりますので、実質5,000人分の照射を行ってきたことになります。
治療のご説明から照射までを全て院長が行っておりますので、担当医師による技術差や、コスト削減を目的とした看護師による代理照射等の問題は存在しません。

ダウンタイムが短いのが特徴です

ミラドライは、ダウンタイム(生活に支障が出る期間)が比較的短いのが特徴です。
もちろん一時的な腫れやお痛みは出ますが、早ければ翌日から、お仕事や学校に復帰できます。
(とはいえ、翌日がお休みであればそれに越したことはありません)

全ての患者様を院長がご担当いたします


当院のミラドライでは、事前のご説明から治療までを、必ず院長が行います。
ご説明だけでも30分ほどのお時間をいただき、ご不安がなくなるよう努めております。
カウンセラーによる代理説明や、ナースによる代理照射などはございませんのでご安心ください。

1日あたりのご予約数は2名様までとなります

1回の治療でミラドライ2回分の照射を、かつ広範囲を対象に行うため、所要時間を大変長く頂戴しております。
カウンセリングと同日のお治療ですと、4時間〜4時間半ほどのお時間となります。所要時間の関係から、1日あたりのご予約数は2名様までとなっております。
そのため近いお日にちですとご希望日のご予約がお取りできない場合もあり、少しお待ちいただく場合もございます。どうかご了承いただけますと幸いです。
空き状況をお知りになりたい方は、お気軽にお電話にてお問い合わせください。

院長自身も、ミラドライ治療を受けております

私(院長)自身も、いち患者としてミラドライを受けた経験があります。
治療する側とされる側、双方の経験がありますので、治療後の経過についてのご質問などにも詳しくお答えできるかと存じます。

当院での治療実例を1000例以上掲載しております

治療後の痛みや腫れなどはどの程度なのか、効果はどうなのか…という部分が気になる方も多くいらっしゃると思います。
実際の症例をご覧になりたい、という方は当院のミラドライ特設サイトをご確認ください。1000名以上の方の症例を掲載しております。2500名の方を治療してきた中で蓄積された、非常に貴重なデータです。ここまでの症例が参照できるクリニックは大変珍しいと思います。

無料カウンセリングを実施しております


当院では、ミラドライの「無料カウンセリング」を実施しております。
治療の仕組みや効果、治療後の過ごし方等を、院長の方から30分ほどのお時間をかけて詳しく説明させていただきます。
カウンセリングにお越し頂いたからといって、その場で治療のご予約をいただく必要は全くありません(次の項で詳しくご説明しています)。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
ちなみに無料カウンセリングについては、毎営業日の19時〜のご予約枠のみとなっております。また、当日の診療が時間的に押している場合には、ご来院後に少しお待たせしてしまう場合もございますので、どうかご了承いただけますと幸いです。

美容クリニックが初めての方も安心してお越しください

ミラドライをお受けになる方は「美容クリニック自体、来るのが初めて」という方が大半です。
中には「事前のカウンセリングを受けたら何か契約をしなくてはいけないのでは」「当日に追加のオプションなどが出てきて料金が上がるのでは」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、そのような事は一切ありません。私(院長)自身が、そういったやり方があまり好きではないからです。
そもそも事前に何か契約を結んだり、料金を治療日より前に支払ったり、オプションで追加料金を請求したり、といったシステムが当院には存在しません。
事前カウンセリングに来られた方に、当院での治療をお勧めする事も一切ありません。「どうぞゆっくりご検討ください」というスタイルですので、どうぞ安心してお越しください。
※もちろん、カウンセリング当日に治療日のご予約をしていただくことも可能です。

男性の方もお気軽にご来院ください

ときどき「男性も治療できますか?」というお問い合わせをいただくことがあります。
もちろん、男性の方も治療対象です。割合的には女性のほうが少し多くなっていますが、男性の方も多数ご来院されています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

ミラドライの基礎知識

ここから、ミラドライにまつわる基礎知識を詳しく解説いたします。

①ワキの汗やニオイによるストレス

患者様のお悩みで多いのが、やはり
・「汗じみ」(ワキの多汗により服が濡れてしまう)や
・「ニオイ」(発汗後すこし経つとニオイが出てくる)
です。

その他、洋服の黄ばみ、制汗剤の連用による肌荒れ等もあります。

上記のような症状があると、職場や学校でも気を遣いますし、場合によってはこまめに制汗剤をつける、ワキをふく、服を着替えるなどの対策をしなければならず、大きなストレスとなります。

人前で腕を上げられない、他人に接近したくないなど、ワキの多汗や臭いを気にするあまり、対人コミュニケーションに支障を来している方もいらっしゃいます。

②汗やニオイの出るしくみ

このような汗やニオイはどうして出てくるのでしょうか。
以下、図を用いてご説明します。

上図は、ワキの皮膚を横から見た断面図です。

表面の角質層より少し深いところに、汗や臭いを生みだすモトとなる「汗腺(かんせん)」というものが存在します。
ここで作られた汗が皮膚の表面から分泌されることで、「汗じみ」や「臭い」が発生してしまいます。

汗腺には大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは”エクリン腺”、もうひとつが”アポクリン腺”です。

1.エクリン腺

ほぼ全身に存在する汗腺。
上図の水色で描かれた汗腺です。

サラサラとした、いわゆる「普通の汗」を出します。
分泌された直後は無臭ですが、蒸れたまま時間が経つことで、”すっぱい臭い”や”汗臭いニオイ”に変わってきます。

エクリン腺からの発汗量が多い状態が、いわゆる「多汗症」ということになります。

2.アポクリン腺

ワキを含む、特定の場所にしか存在しない汗腺。
上図のオレンジ色で描かれた汗腺です。

タンパク質や脂質などを含んだ汗を出し、それが皮膚表面の細菌(皮膚常在菌)と反応することで、独特のニオイ(いわゆるワキガ)が発生します。
また、服の黄ばみの原因にもなります。

アポクリン腺からの発汗により臭いが発生する状態が、いわゆる「ワキガ」ということになります。

この二つの汗腺を破壊するのが、ミラドライです。

③多汗症とは

ワキからの汗の分泌が多い状態です。
服が濡れて脇に「汗じみ」ができたり、腕や体に汗が垂れてきたりします。
(医学的には、腋窩多汗症と呼ばれます)

暑い時などはもちろんですが、緊張時などに発汗量が増えるケースもあります。

④ワキガとは

ワキからの発汗後に、独特の臭いが発生する症状です。
思春期以降に発症します。
(医学的には、腋臭症と呼ばれます)

多汗症を合併することも多く、洋服の汗じみや臭いが気になって、仕事やコミュニケーションに支障が出てしまう方もいらっしゃいます。

⑤ワキガ体質かどうかの判別

下記に複数当てはまる方は、ワキガ体質である可能性が高くなります。

  1. 両親のどちらかがワキガ体質である
  2. 耳垢が湿っている(カサカサではなく、ペタペタしている)
  3. 思春期以降に臭いが気になり始めた
  4. 同じ服を繰り返し着ると、ワキに黄ばみができる

⑥ワキガは遺伝する

ワキガの原因となるアポクリン腺がどれくらい存在するかは、遺伝子によって決まります。遺伝する確率は両親の遺伝子により変わりますが、両親のどちらかがワキガ体質であった場合、少なくとも50%の確率で遺伝します。

⑦多汗症やワキガを発症する時期は?

汗腺の発達にはホルモンが影響するため、通常は思春期以降の発症となります。
アポクリン腺は10代が発達のピーク、エクリン腺は20代まで発達します。
発症時期としては、

■ワキガ…小学校高学年〜成人前後
■多汗症…10代後半〜20代前半

という方が多いです。

その他の要因として、ワキの脱毛をきっかけに多汗症が悪化するケースもあるようです。

⑧ワキ汗やニオイのセルフケアについて

こういった症状に対して、ご自分でできる対策としては以下のようなものがあります。

1.制汗剤の塗布

市販の制汗スプレーやクリーム等により、汗や臭いを抑える方法です。
制汗作用と殺菌作用をあわせ持つ商品もあります。
いちばん身近な対策ですが、制汗剤の長期連用によって皮膚のかぶれや、色素沈着を引き起こすケースがあります。

2.吸収パッドの使用

ワキ汗を吸い取らせる、使い捨てのパッドを着用します。
汗を物理的に吸い取ってくれるため、汗ジミに対しては良い方法です。
こまめに交換したりすると、やや手間がかかります。

3.ワキをふく

ワキ用のシートやタオルなどで、ワキをふきます。
こまめにふけば汗ジミやニオイはある程度抑えられますが、職場や学校などではなかなか難しいかもしれません。

4.服を着替える

替えの衣服を用意しておき、それに着替える方法です。
とてもシンプルで良い方法ですが、荷物の準備や洗濯などが少し手間になります。

⑨医学的な治療について

上記のようなセルフケアを行っても改善が乏しい場合、あるいはそういった日々の対策がストレスになってしまっている場合には、医学的な治療もご検討されると宜しいかと思います。

当院ではミラドライ治療を行っておりますが、その他の治療法も併せてご紹介いたします。

1.ボトックス注射

ワキ汗を減らす「ボトックス」というお薬を、両脇に注射します。
多汗症に対しては効果を実感しやすいことや、お手軽さなどがメリットです。
ただし効果が数ヶ月〜半年で切れてしまうのが欠点です。
片脇あたり数十ヶの注射が必要なので、注射が苦痛な方には少しつらい治療かもしれません。

2.手術療法

脇の皮膚を切開して、アポクリン腺を除去する方法です。
比較的高い効果が出やすく効果も長期的ですが、皮膚に必ず傷が残る、というデメリットがあります。
また手術直後の生活制限がなかなか厳しく、数日〜1週間は腕の固定が必要(上に挙げられない)ということが多いです。
主にニオイに対しての治療ですが、汗も多少減ります。

3.ミラドライ

皮膚をいっさい切らずに、電磁波の照射により汗腺を破壊する治療です。
多汗とニオイを同時に改善します。
傷跡を残さずに、平均7割〜8割程度の汗腺を破壊するのが特徴です。
手術と同じく汗腺を直接減らしますので、長期的な効果が期待できます。
当院のミラドライでは、最大の出力で、かつ通常のミラドライ2回分の照射を1日で行っております。

⑩ミラドライについて

1.ミラドライの原理

先ほども掲載した、ワキの皮膚の断面図をご覧ください。

この皮膚の中にある、エクリン腺とアポクリン腺が、破壊するターゲットとなります。

次に、ミラドライをワキに当てている時の断面図です。

機械を当てると皮膚が吸引され、先端からマイクロウェーブが照射されます。
マイクロウェーブとは、簡単に言うと「水分に反応して熱を発生させる」という性質をもった電磁波です。

マイクロウェーブの照射により、汗腺の水分と反応して熱が発生します。
汗腺は汗を作る場所ですから、中に多くの水分を含みます。したがってマイクロウェーブに非常に反応しやすく、発熱もしやすいのです。

そしてこの発熱により、上図のように汗腺が破壊されるという仕組みです。

これを、皮膚の上で機器を少しずつズラしながら、ワキ全体に当てていきます。
この時、あえて少し重なりを作りながら当てていくのですが、吸引により照射位置がズレやすいため、綺麗に重ねて照射するには技術が必要です。

2.ミラドライの出力・照射範囲について

当ページでも何度か触れているミラドライの「出力」について、まずご説明します。
ミラドライの出力とは、「一部位あたりの照射時間の違い」となります。
「レベル1〜レベル5」という5段階の出力があり、これを治療者が事前に設定します。
レベル1がもっとも短時間、レベル5がもっとも長時間の照射となります。

どの出力で照射しているかは、クリニックにより異なります。出力を上げるほど治療時間は長く、効果は高くなります。
当然ながらレベル5が最も効果が期待できますので、当院ではすべての患者様にレベル5で、かつ2回分の照射を行っております。

次に「照射範囲」についてです。
ミラドライでは「どれくらいの範囲まで照射するか」を事前に選び、機械に入力する必要があります。照射範囲を広く取ると所要時間は長くなりますが、高い効果が出やすくなります。そのため当院では”すべての方”に、「最大限の広い範囲+α」で照射するようにしています。「プラスアルファ」としているのは、ミラドライで規定された「最大範囲」を超える箇所にも汗腺が分布している場合があるためです。というより、むしろほとんどの方がそうだと思います。そのため、機器を手動で操作して「規定の最大範囲の外側」にも照射箇所を多数追加し、徹底した照射を心がけています。

上記2つの方針により、当院のミラドライの所要時間はかなり長くなってしまいます。

ミラドライの照射時間は通常「片ワキ20分〜30分」と記載されている事が多いと思いますが、当院の照射方法ですと、小柄な方でも片ワキ平均70分ほど、ワキの広い方ですと片ワキ80分〜90分程度かかる場合もあります。

とはいえ照射中は麻酔が効いているため、基本的にずっと無痛です。お身体に余分な負担がかかるわけではありませんので、ご安心ください。

3.ミラドライの効果

当院の照射方法で、平均すると7割程度の汗腺が破壊されます。中には長期的に見ても9割以上改善する方もいらっしゃいますが、必ずそうなるというわけではありません。一度破壊された汗腺は再生されないため、長期間の効果が期待できます。
ちなみに治療直後の一定期間は、汗腺周辺が全体的にダメージを受けているため、若干高めの効果が出ます。当院の照射方法ですと、直後の数ヶ月〜半年は8割〜10割改善、半年後以降は7〜8割割改善を維持、というのが最も標準的な経過だと思います。
患者様が効果をどのように体感されているかは、当院の症例集をご覧になってみてください。

また、ミラドライに関して以下のようなご質問をいただくことがあります。

  • クリニックによる違いはあるのか?
  • 他の治療機器の広告を見かけたが、効果はあるのか?
  • 看護師が照射しているクリニックがあると聞いたが、本当か?

等です。こういった疑問につきましては、よくあるご質問でもかなり詳しくご説明していますので、よろしければそちらもご覧ください。

4.実際の治療の流れ

a.ワキの照射範囲にマーキング
インクの転写シートを用いて、脇の照射範囲をマーキングします。
治療時間を惜しまず、この照射範囲を「とにかく広く」取ることが治療効果を高めるコツです。

b.麻酔のお注射
数センチおきくらいに、細かくお注射をしていきます。非常に細い針にしていますが、ここだけはどうしてもお痛みを感じます。その後1〜2分ほど待ち、麻酔が効いてきたら、今度は皮膚の下に水分を注入していきます。水分を注入する理由としては、皮膚を持ち上げて照射をスムーズにすること、皮膚の下に水の壁を作ることで効果と安全性を高めること等があります。
実はこの水分を注射する「深さ」によって、ミラドライの治療効果が左右されることが分かっています。適切な深さに、均一に注射する技術が重要となります。

c.照射
片脇あたり平均70分ほど、ワキの広い方では80分〜90分の照射となります。
お時間が長いのは、超広範囲にミラドライ2回分の照射をしているためです。
左右のワキの治療の順番としては、右の麻酔→照射→左の麻酔→照射、となります。

d.冷却
脇に保冷剤を挟み、少し冷やします。
※お急ぎの場合には保冷剤をテープで貼付し、帰宅しながら冷やしていただく事も可能です。

以上のような行程となります。
麻酔のみお痛みがありますが、照射中は基本的に無痛ですのでご安心ください。

治療が終わりましたら、あとは普通に歩いてご帰宅いただけます。腕の固定などはありませんので、普通に腕や手を使うことができます。
治療後のセルフケアについては後述いたします。

5.治療後の経過
ミラドライは傷跡を残さない治療ですが、治療直後の一時的な反応として、以下のようなものが見られます。

すべて一過性のもので、最終的にはすべて消失(脱毛効果を除く)します。期間はあくまで目安となりますのでご了承ください。

●ワキの腫れ(1〜2週間)
汗腺の破壊による影響で、一時的に腫れが出ます。脇が閉じにくいような、あるいは何かが挟まったような違和感となります。

●ワキのお痛み(2〜3日)
ヒリヒリ、またはジンジンとしたような痛みです。ピークは意外と短く、早い方では翌日にはだいぶラクになります。

●内出血(1〜2週間)
ところどころ、一時的な内出血(打撲で見られるあざのようなもの)が出ます。
麻酔のお注射や、機械による吸引の跡として出現します。

●つっぱり感(2〜3ヶ月)
腕を上げた時に、脇が少し突っ張るような感じです。皮膚内部の修復に伴って出現するもので、術後2〜3週間くらいから出現し、2〜3ヶ月くらいで自然に改善します。

●しこり感(1〜2ヶ月)
脇の皮膚が、少し凹凸を伴って硬くなるような感じです。こちらも皮膚内部の修復によるもので、1〜2ヶ月程度で消失します。

●ワキの皮膚感覚が鈍くなる感じ(数ヶ月〜半年程度)
熱の発生により、ワキの皮膚表面付近の感覚が一時的に鈍くなります。ワキだけの感覚低下ですので、生活への影響はほとんどありません。

●ワキ周辺のむくみ(1〜2週間)
ワキ周辺(腕や体の側面)に、一時的なむくみが出ます。麻酔で使う水分等の影響です。特にお痛みは無いですが、重力の影響で少しずつ下がって来ることが多いです。1〜2週間ほどで自然に消失します。

●永久脱毛
皮膚の奥で熱を発生させるため、毛根もある程度破壊されることが多いです。そのため、何割かの毛が永久脱毛されます。ワキの脱毛をしたい方にとっては、むしろメリットとなります。
上記の経過の具体例についても、当院のミラドライ症例集が参考になるかと思います。宜しければご覧ください。

以上のような経過が、一般的なものとなります。

文字で見てもなかなかイメージしづらいかもしれませんが、ご来院の際にもひとつずつ詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。
こちらについても、当院のミラドライ症例集が参考になるかと思います。宜しければご覧ください。

6.治療後のセルフケア

治療後にご自身で行っていただくケアは、シンプルです。
「当日〜翌日、ご自身でワキを冷やしていただく」というだけです。
方法としては、凍らせた保冷剤、または氷を多めにご用意いただき、それをフェイスタオル等の濡れタオルで2〜3重にしっかりと包みこみます。その濡れタオルを両ワキにはさみ、ワキを冷やします。中身が溶けてぬるくなったら交換してください。

※保冷剤や氷を直接皮膚に当てることは避けてください。表面が凍傷(凍結によるやけど)を起こしてしまいます。

翌日まではお時間のある限り冷やしていただくと良いですが、お仕事や学校のある方は、翌日は朝と夜だけの冷却でもけっこうです。3日目以降は、基本的に冷却不要となります。

内服薬は、痛み止め等を3日分お出ししますので、それだけ内服してください。

7.生活上の注意事項

治療後は、下記のような注意事項があります。

●激しい運動や筋力トレーニングなどは、最低1週間(できれば2週間)お控えください。
●入浴は当日から可能ですが、3日間はシャワーのみとしてください。ワキは当日から洗っていただいても大丈夫です。
●飲酒は3日間、お控えください。
●ワキの脱毛や剃毛は、治療後1ヶ月はお控えください。

8.ダウンタイムについて

日常生活にはすぐに復帰でき、腕も当日から動かせます。
ただし当日はご自身での冷却が必要であり、またお痛みも生じますため、なるべく他のご予定は入れず、早めにご帰宅されることをお勧めします。

お仕事や学校は、デスクワークであれば、翌日から可能な事が多いです。
ただしお痛みや腫れはありますので、可能であれば翌日まではお休みされた方が安心かもしれません。

翌々日になればお痛みもだいぶラクになることが多く、生活上の支障は少なくなります。

9.ごくまれに起こりうる合併症

200〜300人に1人くらいの低い確率ですが、下記のような症状が出る場合があります。
●血腫…皮膚の下に血がたまる状態
●感染…皮膚の下に膿がたまる状態

少し時間差で片ワキが腫れてくることが多いです。
これらが生じた場合には、皮膚の表面を少し切って、中の血液や膿を出してあげる必要があります。この処置を行った場合のみ、皮膚に少し傷跡が残る場合があります。

10.治療を受けられないケース

下記に該当する方は、当院での治療をお断りさせていただいております。

●肩の痛みなどで腕を真上に挙げられない方
●血液をサラサラにするお薬を内服中の方(ワーファリンなど)
●免疫を抑える薬を内服中の方(ステロイド、免疫抑制剤など)
●歯科などの局所麻酔薬でアレルギー反応を起こしたことがある方
●妊娠中/授乳中/妊娠計画中の方
●皮膚のかぶれ等により、ワキに赤みや痒みのある方
●人工透析中の方
●6ヶ月以内にワキのボトックス注射を受けられた方

また、過去にワキの皮膚を切るような手術や処置をされている場合、傷跡や皮膚の状態によっては治療できない場合がございます。傷跡が落ち着いていれば大丈夫なことが多いですが、該当される方は、ご予約の際にご相談ください。

11.年齢制限について

当院のミラドライ治療は、18歳以上の方を対象としております。
また未成年の方は、治療のご説明の際に保護者の方の同席が必要となります。

12.治療を受ける前の注意事項

●当日はワキの腫れ等が出ますので、タイトなお洋服は避け、ゆとりのある服装でご来院ください。
●ワキの毛を事前に処理(剃毛)していただく必要がございます。2日前までに、ご自身での処理をお願いいたします。当日など直前の処理ですと、カミソリ負けのトラブルや、消毒薬がしみる、等の問題が起きる場合があります。特に男性の方はご自身での処理に慣れていない事が多く、カミソリ負けしやすいです。事前に短くカットし、やさしく剃毛するように心がけてください。
●ワキの脱毛に通われている方は、治療前の1週間、治療後の1ヶ月間は脱毛をお控えください。
●当日はご自身でワキの冷却をしていただくため、治療後はなるべくプライベートのご予定を入れないことをお勧めいたします。

13.交通費補助制度(最大2万円)について

当院では、ご遠方の方もご来院しやすいように、交通費の補助制度を設けております。お治療当日のご自宅から当院までの往復交通費を、治療費からのお値引きという形で、上限2万円まで支給させていただきます。
対象交通機関は電車・バス・飛行機などの公共交通機関となります。
タクシーや自家用車でのご来院は対象外となりますのでご了承ください。

交通費補助をご希望の場合、下記の2点を忘れずにお持ちください。

a.当日の交通費の金額がわかる、交通機関発行の領収書
b.現在のお住まいが記載された身分証明書

※交通系ICカードを使用されますと、領収書が発行されないため、交通費のご支給ができなくなってしまいます。お手数ですが、領収書の発行ができる券売機等をご利用ください。

診察メニュー・料金

ワキのニオイ・多汗症(ミラドライ)料金
324,074円(税抜) ※別途消費税がかかります

《ミラドライ治療の方は交通費補助最大2万円支給いたします》
>>交通費補助制度に関する詳細
その他のメニューに関しては下記をご確認ください。

院長ブログ

院長ブログに過去の症例を掲載しております。
(★ご注意★)現在は症例集掲載の専用ページを設けておりますので、ブログに掲載されている症例はごく初期のもの(照射方法や範囲が現在とは異なる)となります。最新の照射方法による症例についてはこちらのページをご覧ください。

アクセス

 

最寄り駅 渋谷
住所 東京都渋谷区道玄坂2-29-19 関口ビル401
電話 0120-10-3437
営業時間 11:00~20:00
休診日 原則:火・水曜日
※スタッフ研修などのため、臨時に休診する場合がございます。
※ご予約の際はこちらからご確認ください。
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